千切れた空を見上げて、思い出すのはキミの笑顔だった
苦しくて、強く目を瞑る
( 手放したのは、僕なのに )
夢の中でキミはいつも笑っている。2人でつけた足跡が、やけに悲しかった

目を覚ますと、もう夜になっていて、空を見上げれば満天の星空

( ねぇ…キミも今この星空を …誰かと一緒に、見上げてるの? )
苦しくて仕方がなかった
目を閉じれば、歌が聞こえてきた。思わず 耳をふさぐ
( キミの、すきなうた )
思い出ばかりが蘇って、僕を縛り付けていく。どうか、もうこれ以上僕を苦しめないで

( …駄目、だ )
このままだと思い出さえも汚してしまいそうになったから、僕は記憶を閉じ込めた

(どうか、キミは綺麗なままで)

堕ちるのは僕だけでいい。キミはこの美しい世界で どうか、


幸せに。