「あかやー誕生日オメデトー」 「ブン太センパイ。ありがとうございまっす!」 「ほれ、コレプレゼントだぜぃ。仁王とオレから」 「ありがとうございます、ブン太センパイ、仁王センパイ!」 「クク…12月4日、期待してるけぇの」 「伯續yからプレゼント強請る気っスか!!?」 HAPPY BIRTHDAY -9月25日 切原 赤也- 今日はオレの誕生日だ。 予想通り今、部活の時間、センパイたちやその他部員に祝いの言葉ときどきプレゼントを受けている 「…。」 あたりをキョロキョロを見渡す 「( いない… )」 「どした?赤也」 「ブン太センパイ…、さんは?」 「……さぁ?どっかでサボってんじゃねーの?」 「マネージャーがサボってていいんスか!」 「知らねーよオレは!!」 ブン太センパイはオレの腕を振り払うとそのまま部室に飛び込んでいった。 ・・・。 「さんー…」 さんはテニス部のマネ。三年生。 オレは誰よりあの人に祝ってもらいたいのに。 …いや、好きとかじゃないからな!?ただ、ほら…いつもお世話になってるし、いつも一生懸命で、えーと… …うそです。好きです さんが。 だから祝ってもらいたいのに。 「さんの馬鹿」 結局、さんの姿を見ることが出来ないまま、部活が始まってしまった。 「集合!」 幸村部長の号令により、部員全員が部室前に集合した 「今日の練習はこれにて終了。レギュラー以外解散!」 「「「 ハイ! 」」」 不自然に残されたレギュラー達。 もちろん、オレもだ 「赤也はオレが呼ぶまで部室に入っちゃいけないよ?」 「なんでっすか!」 「…分かってるだろう?」 「ぐ…」 それくらい、分かる。 今日は オレの誕生日だから。 「( でも、さんのいない誕生会なんて… )」 そうこうしているうちに、幸村部長の声が聞こえた( 「はいっていいよー」 ) がちゃ 「…っ…!?」 そこには、部室の机いっぱいのケーキやお菓子。しかも手作りっぽい。( プラス ジュース。 ) 「な、なに…」 「はね、部活の時間中全部を使って、調理室でこれを作ってくれていたんだ」 「え…」 「あはは…あたしなんかの手作り菓子だけどさ、毒味はしてあるから大丈夫だ」 「そ、そんな!マジ嬉しいっス!!」 「そりゃよかった」 なんだ!さんはただ単にいなかったわけじゃないんだ 「ってことでサッサとおっぱじめて食うぜーぃ!!」 「あはは、ブン太は食欲だけは旺盛だなぁ。 …じゃあ、部長のオレが音頭をとらせてもらうよ」 幸村部長がジュースの入った紙コップをかかげた 「赤也の誕生日を祝して 乾杯!」 「「 カンパーイ!! 」」 全員で乾杯をした直後、四方八方からおめでとうやらこれで14歳だなーやら色々言われた けど、 「誕生日おめでと、赤也」 やっぱりさんの言葉が 1番、嬉しかった。 ケーキもお菓子もみんな美味くって いつかオレだけのために作ってくれたらな、なんて( だって今回はオレの為だとしても部員全員で食べてるから ) HAPPY BIRTHDAYと書かれたチョコプレートを、パキン とかじった。 END 06/9/25 ちゃんと当日にアップできたよママン!駄文だけど! ネタがないですまじで… 次は宍戸とバネさんですね。バネさんはかなりの確率でパスになりそうですが |