。好きだ」
「…馬鹿じゃない?」
「狽ミでぇ!」
「事実じゃん」
「俺が馬鹿ならお前も馬鹿だろ」
「はぁ?アンタのが馬鹿だし」
「ぜってーお前のが馬鹿だね」
「何言ってんのよこの前のテストで数学赤点だったくせに」
「おめぇこそ国語赤点だったろぃ」
「それでもアンタのが馬鹿だよ」
「しつけぇーぞおまえー」

「あたしなんか好きなるなんて、馬鹿以外のなにものでもないでしょう」

「それを言うならやっぱおめぇのが馬鹿だろぃ」
「違うもん」
「あんなやつ好きでいたって、どうにもなんねーぜ」
「そんなの自分が一番分かってる」
「叶わないぜ?」
「分かってるよ」
「ほら、おめぇのが馬鹿じゃん」
「アンタのが馬鹿でしょ」
「俺はいつか叶うと思ってるもんね」
「ほら、馬鹿。叶わないよ、そんな恋」
「いーや、叶うね」
「叶わないよ、あたしは

 仁王しか、好きになれないから」


僕らは叶うことのない一方通行のメビウスの輪を童話の赤い靴の少女のように、止まることなく回り続けるのだ
どこへたどり着くこともないと知っているのに そう、僕らは馬鹿なのだ



さぁ愚かな者共よ。

神に請うことすら忘れた愚弄共。


さぁ嗤え。嘆きのダンスを踊るのだ





((ワケわからん orz 特にタイトル…。))