「 別れよう 」 言い出したのはボク。でも、それは、キミから言われるのが嫌でボクが先に言っただけのことで。 別れたくなんかなかった。否、別れたくない。 そんなボクの思い虚しく、ボクらは別れた。そして、キミは今、新たな愛しい人と笑顔で歩いてる。 ねえ。ごめんね、おめでとうなんて想えないよ。 ボクは今でも、キミが好きだから。未練がましい?そうかもしれないね。でも、好きなんだ。 ( きっと、ボクらの過ごした幸せな時間さえ、キミは忘れてしまうでしょう ) それでもその時間は確かに存在していたし、ボクはきっと忘れることはない。キミもずっと覚えていろなんて言わないけれど、せめて、時々思い出せるくらいに…、 心の隅に、おいていてほしい。 ――― 今更ボクのところへ来てなんて言わないよ だからせめて、ボクの気持ちが完全に断ち切れるまで、ねえ 愛しい君。キミは幸せでいてください。 |
By [ Love Mistake. ] 紫陽 華恋 (200000HIT御礼企画お題作品)