ふと窓の外を見ると、が6番隊隊長さんと歩いてはった。めっさ幸せそうに、寄り添って。 …突き放したのは、自分 今でも愛しとるし、多分これからも愛しとると思う。それでも別れを告げたんは、絶対に別れらなアカン日がくることを 知っとったから。 壊されるくらいなら、自分で壊したほうがエェ。 「幸せ、か? 。……幸せ、そうやね」 生憎ボクはお綺麗な人間やあらへん。やから、他の男と幸せになれとか、そんなことは思われへん せやけど、 ただ、ひとつだけ 願うことは。 「もう、泣かんとってや…」 ボクの所為でめっさ泣いたんは知っとるよ。その度にボクは駆け出しそうになる足を、必死で止めたんやから。 涙を流すのをやめたのは、6番隊に異動してからやった。はは、 隊長に惚れてばっかやん お願いやから 泣かんとってな。 お願いやから お前を突き放したことに ボクを後悔させんといてほしい 「」 幸せなら、 笑 っ て い て 。( ボクが変な期待を 持たないように。 ) |
By [Love Mistake.] 紫陽 華恋 (200000HIT御礼企画作品)