「いつまでそこに突っ立ってる気?邪魔だよ」

そう言って顔を顰める風紀委員さん( ワッペンにそう書いてるから )にあたしの胸はずっとドクンドクンと鳴り続けていた。 たぶんあたし、今 顔真っ赤だ。馬鹿みたいに真っ赤だ。でもそんなことどうでもいい。 ただ目の前にいる風紀委員さんが美人で、かっこよくて、とにかくあたしは一目惚れしてしまったってことが今1番の問題だ。

ドクンドクンと心臓が高鳴る。
きっとこれは警告だ

「す、好きです…!」

「…は?」

この人から、離れられなくなるという、あたしの直感からの 警告なのだ




高鳴る

鼓動

警告の音





( 「キミ、急になんなの?気持ち悪いよ 噛み殺されたいの?」 「は、噛み殺…!?そ、そんな滅相も御座いません!(?)」 )