「いつまでそこに突っ立ってる気?邪魔だよ」 そう言って顔を顰める風紀委員さん( ワッペンにそう書いてるから )にあたしの胸はずっとドクンドクンと鳴り続けていた。 たぶんあたし、今 顔真っ赤だ。馬鹿みたいに真っ赤だ。でもそんなことどうでもいい。 ただ目の前にいる風紀委員さんが美人で、かっこよくて、とにかくあたしは一目惚れしてしまったってことが今1番の問題だ。 ドクンドクンと心臓が高鳴る。 きっとこれは警告だ 「す、好きです…!」 「…は?」 この人から、離れられなくなるという、あたしの直感からの 警告なのだ
高鳴る 鼓動は 警告の音
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