赦される筈もなかったの あんなに気高い方を、こんな私が愛してしまうなんて。 「骸様」 「何ですか?」 「…愛して、います」 赦される筈もなかったのよ。私が勝手に愛するだけならばただ私だけが息の根を止められるだけで済んだのに 「僕も愛していますよ、」 貴方も私を愛して下さるなんて、そんな愚かなことはあってはならなかったのに。 2人で堕ちていく 神が落とした罰の奈落へと。 「2人なら怖くないでしょう?」 「…はい、はい 骸様」 それでも貴方を愛することしかできない私は、やはり貴方にはふさわしくない女でしょう? それでも貴方は私を愛してくださるから、私は死ぬまでその愛にお応え致しましょう 私が愛するだけならば貴方に息の根を止めてもらえるだけで済んだのに
貴方も私を愛した事で、私達は神に罰を与えられたどころか見放されたのです
( それでも貴方と一緒なら何も怖くない。 )( この世界から追放されようとも私は貴方を愛し続けます )
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