貴方を愛していた。誰にも渡したくなかった。ずっと傍に置いておきたかった。
でも僕にはやることがあったんだ。だから貴方を手放すしかなかった。
でも、そんなこと僕にはできたなかった。
貴方を愛しすぎて愛しすぎてあいしすぎてあいしすぎてアイシスギテ、僕はいつからか、壊れてしまった。 「むく、ろ…どうし…」 「愛しています、。いつまでも」 「むく」 貴方を手放してしまったら貴方はいつか他の誰かを愛すかもしれない。 この愛が崩れるときがくるかもしれない。 そんなのは赦せなかった。だから、だから 僕は 「…愛してます……どうぞ、僕の腕で永遠に…」 崩れる日が怖かった。だから自ら壊したのだ。 愛を、貴方を、自分 を 頬に残る貴方が苦しさにもがいた爪の痕は、きっと僕らの愛の証だ 消えない、消せない、君の跡
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