紫陽花
―――――梅 雨 に 浮 か ぶ 美 し き 花 の よ う な―――――


- 壱 -   それは神の涙のように

- 弐 -   それは天使と云うより精霊と云うより、妖精という言葉の方が似合っていた

- 参 -   泣かないで。寂しいなら、俺が逢いに来るから。だから、泣かないで

- 四 -   消えないで

- 伍 -   知らない道を無心に駆けて ただ、逃げた

- 六 -   後からくる悔しさだから、後悔と云うのだけれど

- 七 -   嫉妬なんて、

- 八 -   言葉にすれば消えてしまうのならば、ただ 心の中で

- 九 -    ひっそりと抱かれていた恋心に気付くことも無く

- 拾 -    Remember...?

- 拾壱 -  初めて神様に感謝して、運命を恨んだ日

- 拾弐 -  愚かなんかじゃないと微笑んだキミは、とても綺麗だった

- 拾参 -  キミが見ていた、穏やかで 優しい、愛しい世界

- 最終話 - 梅 雨 に 浮 か ぶ 美 し き 花 の よ う な